2013年京都大学大気観測キャンペーン

目的

本観測は大気中の酸化過程において重要な役割を果たすラジカル種(HOx:OH, HO2, RO2)の生成過程及び反応過程に対する情報の獲得を目的とした。大気中に存在するラジカル種は反応性の高さゆえに濃度が低く検出が困難であるため、その大気中でのはたらきについて明らかになっていない部分が存在すると考えられる。本観測ではラジカル種の生成速度を直接観測するために構築した新規測定法を中心に、ラジカル種の濃度、前駆体及びラジカル種からの反応生成物の濃度を観測することによりラジカル種の生成をはじめとした反応過程に注目し、これまでにない新たなアプローチを用いて大気中の化学反応について包括的な情報獲得を目的とした。
本観測は以下に挙げる研究機関からの多大な協力のもと、共同で行った。

日程

2013/8/19〜9/13

場所

京都大学 吉田南キャンパス 吉田南総合館 3F


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協力機関(五十音順)
測定項目
  • HOx生成速度 (PERCA-NO2 LIF)京都大学
  • HOx濃度 (PERCA-NO2 LIF)京都大学
  • HOx 収率 (PERCA-NO2 LIF)京都大学
  • OH反応性 (LASER pump-probe LIF)京都大学
  • 光解離定数 (Spectro radiometer)京都大学
  • Volatile Organic Compounds
    • (GC-FID)京都大学
    • (Fast-GC)国立環境研究所
    • (GC-MS with Absorption tube)京都大学 農学研究科
    • (PTR-MS)首都大学東京
  • N2O5濃度 (Broad Band Cavity Enhanced Absorption Spectroscopy) 東京農工大学
  • NOy, HNO3濃度 (Scrubber Difference - Chemical Luminescence)大阪府立大学
  • エアロゾル濃度、エアロゾル生成能
    • (Scanning Mobility Particle Sizer)名古屋大学
    • (Optical Particle Counter)名古屋大学
  • PAN濃度 (GC-MS with Absorption tube)大阪市環境科学研究所
  • NO2, PANs, ANs, HNO3濃度 (Thermal Dissociation NO2 LIF)名古屋大学
  • NO2濃度
    • (Photo Dissociation Chemical Luminescence)京都大学
    • (LASER Induced Fluorescence)帝京科学大学
    • (Cavity Attenuated Phase Shift)大阪府立大学
  • NOx濃度 (Chemical Luminescence)京都大学
  • CO濃度
    • (IR absorption)京都大学
    • (IR Laser absorption)京都大学 生存圏研究所
  • O3濃度 (UV absorption)京都大学
  • SO2濃度 (Pulsed UV Fluorescence)京都大学
観測風景